ニューヨーク州の弁護士資格が取得できました!

 昨年、ハーバード・ロースクールを卒業した後、ニューヨーク州の弁護士試験を受けました。日本の弁護士試験も難しかったけれど、英語の試験はさらにハードルが高くてけっこうなストレスでした。

 そして、弁護士試験に合格した後、ボランティアなどの必要な活動を終わらせて、それを証明する書類を送り、さらにニューヨークの州都オルバニー(ニューヨークの州都はニューヨーク市ではなくて、オルバニーなのです)という何もない都市で弁護士会の副会長の面接を受け、本日、宣誓を終わらせて、無事にニューヨーク州の弁護士資格を取得しました。

 毎年、1月と6月には大きな宣誓式があります。ニューヨーク州最高裁判事による挨拶や国歌斉唱と厳かな雰囲気で式は進み、全員がアメリカ合衆国憲法とニューヨーク州憲法に従って、誠実に職務を全うすることを誓って、お互いに今日のこの日をお祝いしあいました。

「国際弁護士」――なんて言葉をよく聞きますが、そういう資格自体はありません。一般的には、海外(私の知る限り、ほとんどアメリカ)の弁護士資格を取得しているか、海外と日本の弁護士資格を両方取得していることを以て、「国際弁護士」と呼んでいるようです。

 日本の弁護士試験では、手書きで論文を書いて提出しました。アメリカの弁護士試験は、自分のパソコンに所定のソフトをダウンロードして、それを使って論文を書いたり、それから24時間以内に論文をネット上にアップロードする必要があったり、勝手が違って不安に思うことだらけでした。

 とりあえずはほっとしたので、ご報告まで。

NY弁護士