この間、カルチャーショックには3つの種類があると書きました。今回は、私個人が陥ったカルチャーショックについて書いてみますね。
ひとつめは、まず「英語」。サマースクールの同じクラスに日本人の子が私しかいなくて、常に英語を話さなくてはいけない状況なんです。。。
日本語のときには「My thinking is my speaking」という感じで、考えたことをそのまま言葉で表現できました。でも英語だと、前と同じように複雑なことを考えても、それをそのまま表現することができずに、すごく単純で稚拙な表現をしなきゃいけなかったり、そもそも、話すことをあきらめたり。。。
日本だと「沈黙は金」ですけど、こちらでは当然そんなことはないわけで。。。
財務省を辞めるときに、お世話になった上司にご報告に行ってお話したのですが、とにかくその上司は沈黙が多かったんです。長く沈黙してやっと一言を発して、また長く沈黙するみたいな感じ。。。
沈黙になると、何を考えてるのかと慮らなければならず、こちらが緊張を強いられる。
「どうしてこんなに沈黙が長いんですか?」という私からの質問に対して、
上司は「言うべきかどうかと考えて止めることが多い。実際に、考えたことの一部しか話してはいないわけだよ。話されなかった言葉の数が、話された言葉の重さになる」と仰いました。
かっこいいなって思ったんだけど、こちらに来て、「なにそれ全然そんなことないじゃん」って感じ。私、話してないこと(話せてないこと)すごいいっぱいあるけど、全然、言葉の重さになってないし。
で、とにかく、私は話せないわけなんです。
それで、ハーバードのロースクールは、どのクラスに出席したいかという希望を、学校が始まる前に出さなくてはいけなくて、「コースカタログ」を見ながら選んでいたのですが、少人数の面白そうなセミナーとか、授業への「参加(participation)」と「貢献(contribution)」を求めるって書いてあって、
「あー、私みたいな、そもそも話せない人は、貢献はもとより参加すらできないから、お呼びじゃないのね」
って思って、ものすごく悲しい気持ちになりました。で、カルチャーショックというか、言葉の壁に阻まれるのを感じて、気持ちが塞いでいたわけ。
コースカタログは、ここから見られるのですが、それなりに面白そうな授業やスター教授も多いです。そういう授業は倍率が高くて、入るのが難しいんですけどね。
http://hls.harvard.edu/academics/curriculum/catalog/index.html
いつものお昼ごはんはこんな感じ。
たまに健康を意識してサラダにしますけど、あとはファーストフードっぽいもの。でも、日本でも食生活は決して自慢できたものではなかったから、肌荒れは食生活のせいではないと思います。