とりあえずは、先週に住居をボストン(正確にはボストン市ではなくて、ケンブリッジ市)に移しました。まだ、ばたばたしていますが、落ち着いたら、こちらの様子もお伝えしたいと思います。
でも、とにかく先週末は、ずっと家に引きこもってしまいました。早くも訪れたカルチャーショック!
ひとくちに「カルチャーショック」といっても、これには3つの種類があると言われています。「能力喪失ショック」「同一性喪失ショック」「理解喪失ショック」です。
「能力喪失ショック」というのは、言語的な問題だったり、働き方の違いだったりなんだりで、日本にいた時と同じように仕事をしたり、勉強をしたり、誰かと話したりできないショックです。
たとえば、日本で有能で自信あふれる人だったのに、アメリカでまごまごして不器用で自信のない人になっちゃうみたいな。
「同一性喪失ショック」というのは、一応、アメリカで適切とされる振る舞いはできるようになったけど、自分の本来の性格とかけ離れていて、自己喪失をしてしまうようなショックです。
たとえば、会議中でも授業中でも、発言しろ、貢献しろって言われるから、積極的に発言をするようにしたけど、人の話を最後まで聞かずに割って入らなきゃ話せない時もあったりする。やってはみるけど、こんなアグレッシブな人は、本来の私じゃない!!!みたいな。
「理解喪失ショック」というのは、周囲が何も変える必要がないのに、自分だけが慣れない環境への適応を強いられるショックです。
たとえば、何も言わなくても周囲が気遣ってくれるっていう日本の文化は優れている。それなのに、なぜ、私だけがその習慣を捨てて、すべて言葉に出さなくてはいけない文化に適応しなきゃいけないの?まわりも変わるべきじゃない?…みたいな。
このショックが複数襲ってくると、かなりつらい状態になるらしいですが、私は少なくとも「能力喪失ショック」に苦しめられて、ホームシックな週末でした。
ま、とにかく、ボストン名物のビールで元気回復。複数の味を飲み比べ。お酒ってすばらしい(笑)。
なんで「能力喪失ショック」に、早くも陥っちゃったのかは、まだ次に書きますね!
みなさま、よい一日を!
